村田真のXMLブログ

日本人で唯一W3CのXMLワーキンググループに参加しXMLの標準化プロセスに携わったXMLの生みの親、村田真さんのブログです。

OOXMLの欠陥報告は順調に増加中

WG4の一般向けサイトにあるDefect Report Logを見ていただけると分かるが、
OOXMLへの欠陥報告は順調に増加している。沖縄会議に引き続き、プラハ
会議、コペンハーゲン会議、シアトル会議、電話会議によって、欠陥報告に
対処していく。

わずか40頁程度のXML勧告には200以上の正誤表が発行された。OOXMLの規模を
考えれば、100や200はまだ序の口であり、数千ぐらいはとうぜん欠陥報告が提出
されるものと考えるべきだろう。日本からの欠陥報告は、広島大学の鈴木先生の絶大
な貢献によって順調に増え、他国を圧倒している(RELAX NGスキーマについてのものは
作った本人がバグに気づいたというだけの話ではある)。しかし、イギリスが量産体制に
入ってきたので、もっと出していく必要がある。

投稿者: 村田 真 / 日時: 2009.03.01

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.xmlmaster.org/mta/mt-tb.cgi/94

● コメントを投稿

この情報を登録しますか?

※今までにコメントしたことがない場合、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。その場合、承認されるまで暫くお待ちください。その間、コメントは表示されません。

関連情報

<< 前回の記事:「RELAX NGの普及状況」

>> 次の記事:「XMLプログラミングコンテストの審査」

メインページへ戻る