村田真のXMLブログ

日本人で唯一W3CのXMLワーキンググループに参加しXMLの標準化プロセスに携わったXMLの生みの親、村田真さんのブログです。

2009年02月 アーカイブ

SC34/WG4&WG5沖縄会議

先週に、最初のSC34/WG4&WG5会議を沖縄で開催した。WG4は、OOXMLの保守を
担当し、WG5は文書の相互運用性(当面はODFとOOXMLの相互変換についての
technical reportなど)を担当する。

この会議で議論された内容については、ここでは述べない。まもなく発行されるであろう
WG4議事録、すでに発行されたWG5議事録を参照してほしい。また、Jesperの記事,
Dougの記事, Alex Brownの一連の記事 1, 2, 3, 4, 5, の記事がよい要約となっている。


ここで述べたいことは二つ。

一つは、SC34/WG4の重要性である。OOXMLがISO/IEC 29500としていったん承認
されてしまえば、あとは放置されるという観測はまったく正しくない。SC34/WG4によって
保守・変更されていくOOXMLに適合するように実装は修正されていくと私は確信
している(ただしタイムラグは当然ながら存在する)。

もう一つは、沖縄の文化(エイサー、カチューシ、音楽、料理など)を参加者にとても
楽しんでもらったことである。前述の記事をみるとそれがよくわかる。WG4もWG5も
決して楽観できる会議ではないが、友好的な雰囲気を醸成することができたと思うし、
私のWG4運営もやりやすくなったと思う。日本についてとても良い印象を持ってもらうこ
ともできた。遠回りのようだが、とても大事なことだと思う。

投稿者: 村田 真 日時: 2009.02.06 | | コメント (0) | トラックバック (0)

RELAX NGの普及状況

RELAX NGの普及は少しずつだが確実に進んでいる。

AdobeのIDML(InDesign Markup Language)は、RELAX NGだけを利用している。他のスキーマ
言語は利用していない。

GoogleのCalendar APIなどは、きちんとしたRELAX NGスキーマを備えている。他のスキーマ
言語は利用していない。

IDPF(元のOpen eBook)のOPS, OPF, OCFはいずれもRELAX NGスキーマを備えている。W3C XML Schemaは使っていない。なんとNVDLまで使っている。

これらへのリンクは、RELAX NG公式サイトのスキーマのページ に示した。

OOXMLもODFもRELAX NGスキーマを備えているので、OOXML文書・ODF文書の検証にも用いられるだろう。

投稿者: 村田 真 日時: 2009.02.15 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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