XMLマスター認定教育コース / XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)認定コース評価基準

XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)認定コース評価基準

認定コースで取り扱うべき項目、内容
セクション 項目 内容
1.DOM/SAX  DOM Level2規格の目的と種類、特徴
  • DOM Level2 Core仕様の理解
    • DOMの概要
    • Level1とLevel2の違い
    • Level2で定義されていない機能の主なもの(XML文書の読み込みと保存など)について
    • Moduleの理解
  • DOM Level2仕様書群の各仕様の概要
    • Level2の各仕様(Views,Events,Style,Traversal and Range,HTML)の概要
  • DOMの利用における注意点や考慮点
    • 抽象的なインターフェイス定義と各プログラミング言語での実装について
    • DOM処理とSAX処理の違い
    • 主にSAX処理と比較した場合のDOMに適した処理
DOMの各インターフェイス
  • DOMの構造モデル
    • 各インターフェイスの継承関係
    • DOMツリーの構成(ノードの種類、ノードの親子関係など)
    • XML文書内の実体参照と文字参照のモデル化
  • DOM Level2 Core仕様書で定義される各インターフェイスの理解とその使用方法
    • Document
    • DocumentFragment
    • DocumentType
    • EntityReference
    • Element
    • Attr
    • ProcessingInstruction
    • Comment
    • Text
    • CDATASection
    • Entity
    • Notation
    • Node
    • CharacterData
    • NodeList
    • NamedNodeMap
    • DOMImplementation
SAX規格の目的と種類、特徴
  • SAX2仕様の理解
    • SAX2の概要(org.xml.sax、org.xml.sax.helpersパッケージの概要)
  • SAX2 Extensionsの概要
    • SAX2 Extensions 1.0の概要(org.xml.sax.extパッケージの概要)
  • SAXの利用における注意点や考慮点
    • DOM処理とSAX処理の違い
    • 主にDOM処理と比較した場合のSAXに適した処理
SAXのイベントとインターフェイス
  • イベント発生のタイミング
  • イベントとコールバックメソッド
  • SAX2で定義される各インターフェイスと主要なクラスの理解とその使用方法
    • org.xml.sax.Attributes
    • org.xml.sax.ContentHandler
    • org.xml.sax.EntityResolver
    • org.xml.sax.ErrorHandler
    • org.xml.sax.Locator
    • org.xml.sax.XMLFilter
    • org.xml.sax.XMLReader
    • org.xml.sax.helpers.DefaultHandler
    • org.xml.sax.helpers.XMLFilterImpl
    • org.xml.sax.helpers.XMLReaderFactory
    • org.xml.sax.ext.LexicalHandler
2.DOM/SAXプログラミング DOMプログラミング
  • ノードの作成、コピー、移動、挿入、削除
    • DOMツリーの変更とノードの値の更新
    • ノードのインポート
  • DOMツリーの作成
    • DOMImplementationを用いた処理
    • Documentインターフェイスのcreateメソッド
    • DocumentFragmentを用いた処理
  • DOMツリーからのデータの取得
    • ノードのたどり(nextSiblingアトリビュートなど)と検索(getElementsByTagNameメソッドなど)
    • NodeList、NamedNodeMapを用いた処理
    • 各ノードのnodeTypeアトリビュートによるノードタイプの判定
    • 各ノードのnodeName、nodeValueアトリビュートで取得できる値
    • Attrノードの処理
  • DOMString型
  • DOMと名前空間
    • Level1メソッドとLevel2メソッドの違い
    • ノードの生成、コピー、移動、更新時のノードの名前空間と名前空間宣言
  • DOMによる空白の扱い
    • DOMパーサによる違い
    • 空白の処理
  • Java言語によるプログラミング
  •  ※DOMパーサに依存する記述(XML文書の読み込みなど)は試験で問わない
SAXプログラミング
  • SAXによるXML文書内のデータの検出・解析
    • ハンドラの実装(主にContentHandlerとErrorHandler)
    • XMLReaderオブジェクトの生成とparseメソッドの実行
    • 要素の入れ子状態や要素名を識別したデータの検出
  • SAXと名前空間
    • 名前空間フィーチャの設定
    • イベント発生のタイミングとコールバックメソッドが受け取る情報
  • SAXによる空白の扱い
    • XML文書の文書型宣言の有無、SAXパーサの妥当性検証設定の有無による文書解析の違い
  • フィーチャとプロパティの設定
    • 次のフィーチャの理解
       http://xml.org/sax/features/namespaces
       http://xml.org/sax/features/namespace-prefixes
       http://xml.org/sax/features/validation
    • 次のプロパティの理解
       http://xml.org/sax/properties/lexical-handler
  • Java言語によるプログラミング
3.XSLT XSLTスタイルシートの処理
  • XSLTと名前空間
    • スタイルシート内での名前空間のスコープ
    • XPath式による、名前空間に属したノードの指定
    • ノードの生成、コピー時のノードの名前空間と名前空間宣言
  • XSLTによる空白の扱い
    • ソースXML文書内の空白
    • スタイルシート内の空白
    • preserve-space要素
    • strip-space要素
    • xml:space属性
  • 競合、上書き、モード、組み込みによるテンプレートルールの処理
    • テンプレートルールの競合解決
    • apply-imports要素を使用したテンプレートルールの上書き
    • templateとapply-templates要素のmode属性を使用した処理
    • 組み込みテンプレートルール
    • テンプレートルールの再帰的呼び出し処理
  • 変数とパラメータを用いた処理
    • variable要素
    • param要素
    • with-param要素
  • 拡張要素、拡張関数による機能の拡張、フォールバック
    • 拡張要素の概要
    • 拡張関数の概要
    • フォールバックの概要
  • XPath式の指定
    • ロケーションパス(軸、ノードテスト、述部)
    • コンテキストの理解
    • ドキュメントオーダ(文書内でのノードの順序)の理解
    • XPathの主な関数
    • 式の評価と4つの基本型(ノードセット、ブーリアン、数値、文字列)
    • XSLTのdocument関数を使用した複数文書へのアクセス
  • サンプルXML文書のXSLTによる変換
XSLTスタイルシートの記述
  • スタイルシートとしてのリテラル結果要素
    • ルートノード用のテンプレート1つだけで構成される場合の簡略記法
  • スタイルシートの結合
    • include要素
    • import要素
  • スタイルシートの埋め込み
    • 別の文書内にスタイルシートを埋め込んだ場合の処理
  • リテラル結果要素の記述
  • 属性値テンプレート
4.XML Schema XML Schemaの設計
  • 名前空間を考慮したスキーマの設計
    • targetNamespace属性
    • group要素、attributeGroup要素を使用したスキーマの設計
    • redefine要素による定義の書き換え
    • element要素のsubstitutionGroup属性を使用した代替要素
    • schemaLocation属性
  • グローバル宣言とローカル宣言(要素、属性、型)
    • トップレベルの定義とローカルの定義
    • elementFormDefault属性、attributeFormDefault属性、form属性
    • 対象名前空間に属する定義の参照
    • XML Schema文書のデフォルトの名前空間
  • 複数名前空間を考慮したスキーマの設計
    • any要素
    • anyAttribute要素
  • スキーマのインクルードとインポート
    • include要素
    • 対象名前空間のないスキーマのインクルード
    • import要素
5.XML処理システム構築技術 XMLデータ通信
  • SOAPの特徴、構造
    • SOAP 1.1仕様の概要
    • SAOPメッセージの構造(Header要素とBody要素)の理解
    • SOAP Faultの概要の理解
    • SOAPエンコーディングの概要の理解
  • WSDLの目的、構造
    • WSDL 1.1仕様の概要
    • WSDL定義の構造(typesやportTypeなどの主にトップレベルの要素)の理解
    • portType要素で定義される4つのオペレーション(「要求/応答」など)
    • binding要素で定義されるSOAPバインディングの概略の理解
    • SOAPバインディングで使用されるstyle属性とuse属性
    • エンドポイントアドレスを記述するport要素
  • バインディング例
    • 基本的なWSDL定義とSOAPメッセージ
XMLのセキュリティ
  • XMLデータの正規化の必要性
    • XMLでは同一情報に対して複数の記法がある
    • 電子署名では異なる記法のものは、同一情報とみなせない
  • Canonical XMLとExclusive XML Canonicalizationの違い
    • XMLデータの正規化手法
    • Exclusive XML Canonicalizationは、名前空間コンテキストを保持しない
  • XML Encryptionの概要
    • 概要の理解
    • 暗号化対象の理解
  • XML Signatureの概要
    • 概要の理解
    • ダイジェストの必要性
    • 署名対象の理解
  • XMLデータの正規化、暗号化、電子署名の目的と手順
    • 目的と手順の理解
XMLとシステム連携
  • データベースとの連携
    • 主にRDBとXMLの連携に関する考慮点
  • アプリケーション連携
    • XMLデータを用いたアプリケーション間連携に関する考慮点
  • BtoB連携
    • XMLデータの転送プロトコル
    • XMLデータによるBtoB連携に関する考慮点
  • システム連携と文字エンコーディング
    • XML文書の文字エンコーディングとXML宣言内のエンコーディング宣言
    • 複数の実体を扱う場合のそれぞれの文字エンコーディング
    • RFC 3023の理解
  • データバインディング
    • データバインディングの概要
    • DOM処理と比較したデータバインディングの特徴
6.XML要素技術の活用 サンプルシステムの構築
  • サンプルシステムの中での名前空間の設計、定義
  • サンプルシステムの中での名前空間のスコープ
  • サンプルシステムに対するXML Schemaの定義
  • DOMによるサンプルスキーマに対応するXML文書の生成
  • SAXによるサンプルスキーマに対応するXML文書の解析
  • XSLTによるサンプルスキーマに対応するXML文書の生成
  • サンプルシステムに対するXML要素技術の活用
  • 要件定義に沿ったサンプルシステムの構築

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